数独の解法テクニック集
15分で読める
初級テクニック
1. スキャニング(Scanning)
最も基本的なテクニック。ある数字に注目して、盤面全体をスキャンし、その数字が入りうる場所を探します。既に数字がある行・列・ブロックを消去していくことで、答えが1箇所に絞り込めます。
2. シングルポジション(Single Position)
ある数字について、特定の行・列・ブロックで入れられる場所が1箇所だけになっている場合、そこが確定します。これは最も頻繁に使う基本テクニックです。
3. シングルキャンディデート(Single Candidate)
あるマスに入る可能性のある数字を調べ、1つだけしか残っていない場合、それが答えです。行・列・ブロックの既存の数字を確認し、候補を消去していきます。
中級テクニック
4. ペア(Naked Pair)
ある行・列・ブロック内で、2つのマスに入る可能性のある数字が全く同じ2つしかない場合、このペアは確定します。他のマスからこれらの数字を消去できます。
5. ポインタペア(Pointing Pair)
あるブロック内で、特定の数字が入れられる場所が2箇所だけで、それらが同じ行または列にある場合、その行・列の他のマスからその数字を消去できます。
6. ボックス・ライン削減(Box/Line Reduction)
ある行・列で、特定の数字が入れられる場所が全て同じブロック内にある場合、そのブロックの他のマスからその数字を消去できます。
上級テクニック
7. トリプル(Naked Triple)
3つのマスに入る可能性のある数字が3つ(またはそれ以下)しかない場合、トリプルが確定します。他のマスからこれらの数字を消去できます。
8. 隠れペア(Hidden Pair)
ある行・列・ブロック内で、2つの数字が入れられる場所が全く同じ2箇所しかない場合、隠れペアが確定します。これら2つのマスの他の候補を消去できます。
9. X-Wing
2つの行で、特定の数字が入れられる場所が2箇所ずつで、それらが同じ列にある場合、X-Wingが成立。それらの列の他のマスからその数字を消去できます。
10. XY-Wing
3つのマスが特定のパターンを形成している場合、ある数字を消去できる高度なテクニック。ピボットマスと2つのウィングマスで構成されます。
実践的なアドバイス
- 1つのテクニックに固執しない - 複数のテクニックを組み合わせて使う
- 候補数字をメモする - 難問ほど、メモが重要になる
- 定期的に見直す - 新しいマスが埋まることで、新たなヒントが出てくる
- 行き詰まったら休憩 - 新しい視点が生まれる
- 練習を積む - テクニックは経験とともに身につく